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千葉県長生村

何もないからこそ
得られる自由や余裕が、
心の豊かさに繋がっている。

Interview with Sui-sei(スイセイ)さん
本名/細山田水星さん ダンサー、司会業

鹿児島県出水市生まれ。中学生の時にダンスと出会い、高校卒業後、東京のダンス専門学校に進学。卒業後、芸能事務所に所属し、ダンスをはじめ芝居、殺陣、アクション、スタントなど幅広い分野で活動。2014年から2年間、千葉市でイベントバーを経営した後、2016年に長生村へ移住。現在はダンスと司会業を中心に活動している。

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「出身は、鶴が来る街として知られる鹿児島県出水市です。僕自身、田舎育ちなので、東京の空気感がどうにも合わなくなってきていて。住み続けるイメージが湧かないというか、気づけば地元に帰りたいという気持ちが掘り起こされていました」

生まれ育った街と長生村には共通点があった。静かで自然に囲まれた雰囲気がよく似ていて、少し車を走らせれば、生活に必要なものは手に入る。

「生まれ故郷にいる感覚に近い暮らしができているのが、自分にとっては大きいですね。初めて長生村に来たときからいいところだなと感じていて、実際に住んでみても、不思議と落ち着くんです」とスイセイさんは語る。

最大の変化は、電車中心の生活から車中心の生活に切り替わったこと。移動の自由がきくようになり、自分のタイミングで行動できるようになった。休日には、DIYに精を出し、駐車場を作ったり、花壇を作ったりと、暮らしを自分の手で整えている。東京でのマンション暮らしでは味わえなかった楽しさだ。

「何もないことが一番楽しいんです。長生村には何もないけど、逆に何もないからこそ、自分が思ったときに、思ったタイミングで好きなことができる。その環境に身を置いていること自体が、かなりのメリットだと思います。物があふれていないことで得られる自由や余裕が、心の豊かさに繋がっているのかな、と」

都会に住んでいた十数年、空を見上げることがなかったというスイセイさん。「長生村に来て、こんなにも星空がきれいだなんて驚きました。神秘的な星空を眺めていたら、初心を思い出すことができました」と微笑む。

「これまで自分が培ってきたものを、何かしらの形で村に貢献できたらうれしいですね。ダンスを通じて、子どもからご年配の方まで、健康で長生きできるお手伝いができればと思っています。」

ここには豊かな自然の中で自分のペースで生活しながら、地域と深く繋がり、成長できる場がある。スイセイさんは長生村での暮らしを楽しみながら、新たな挑戦へと力強く踏み出している。