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千葉県長生村

ローカルと移住者の好バランスは、
この風土がもたらす恵み。

Interview with 武田 新さん
田舎暮らし移住仲介業

北海道出身。若い頃から国内を移住し続け、2004年に長生村に移住し、不動産会社「田舎暮らし・千葉房総ねっと株式会社」を経営。このほか、NPO法人 日本民家再生協会や千葉県自然保護連合などの活動も行う。

私自身が移住者であり、今は移住促進を仕事にしていますからね。」と語る武田さんは、房総エリアの古民家や菜園付き物件などの不動産情報を発信することで移住者の田舎暮らしを応援している。長野や沖縄、鹿児島と定住先を求めて若い頃から移住を繰り返し、外房の海に誘われこの村に辿り着いた。「玄関の前にそっと野菜が置いてあるっていう話があるでしょう?ここではそれが本当に起こるんですよ(笑)。農家さんが多く住んでいて、みんなやさしくていい人たちなんです。」 最高の第一印象でスタートした長生村暮らしは、今年16年目を迎える。移住の動向を長年見てきた武田さんは、今の移住ブームをどう感じているのだろう。「10年前から潮目が変わりましたね。昔はリタイア後のシニア夫婦や本格的に農業をしたい人が多かったけど、今は圧倒的に子育て世代が多いですね。この村もついに、移住人口が地元人口を上回るくらい移住者が増えています。」武田さんに物件の相談に来るお客さんも、古民家カフェやパン工房、雑貨店などを起業したい若い人が多いとか。「この村に移住してくる人は、目的意識を持った人が多い印象ですね。だからこそ、人間関係も仕事もうまくいき、しっかりと根付いてくれるんだと思います。」 移住して終わりではない。移住先でどう生きるか?が大切だと武田さんは教えてくれた。

「これは私の仮説なのですが、この辺りは幕府直轄の天領地だったので、昔からみんな仲良く暮らしていたんだろうと思います。閉鎖的な強い権力に縛られることなく、美しい海と豊かな土壌に触れて生きていたから、みんなウェルカムな感じで明るいんです。」その土地が持つ歴史と人々が営んできた文化が今現在の人々の暮らしや生き方に繋がっているということなのかもしれない。

田舎暮らし!千葉房総ねっと

武田さん夫婦が経営する不動産会社。房総のこだわり物件が豊富に揃う。移住者・田舎暮らし実践者の目線でアドバイス。
TEL:0475-32-4477 bousou.net