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千葉県長生村

自然あふれる村で手に入れた
ライフスタイルと
乗り出した新たなチャレンジ

Interview with 平塚 橋澤さん
    小百合さん 養蜂業

2019年長生村に移住後、それまでの知識や経験を活かし、長生村だからこそできる、さらに、家族と一緒に楽しめる仕事がしたいと養蜂業をスタート。人間にも動植物などの自然環境にも優しいサステナブルなものづくりを心がけている。

HANAPのハチミツは、四季折々の花の蜜を使う百花蜜。採れた季節、場所により風味が異なり、長生村の豊かな自然を感じられる。 地元の味として多くの人からおみやげやギフトに選ばれているが、橋澤さん夫妻が養蜂を始めたのは2020年、長生村に移住してからのこと。

東京の多摩地域に住んでいた義憲さん、小百合さん夫妻が移住について考え始めたのは、義憲さんの仕事内容が変わり、通勤の必要性がなくなったことがきっかけ。時を同じくして、小百合さんの妊娠がわかる。「犬を2匹飼っていましたし子供も生まれるので、広くて庭がある、環境のいい場所がいいな、と…。主人は当時出張が多い仕事だったので、東京駅や羽田、成田空港に出やすい千葉県内の物件を探し始めました。」と小百合さん。もともと庭にプランターを置いて野菜やハーブを育てていたライフスタイルは、都会よりも田舎向きだったと振り返る。そして、長生村で周辺環境や敷地面積、間取りなど希望の条件にぴったりの家に巡り合ったのだという。

養蜂業を始めたのは移住から約1年後。近所に草刈りをするだけで使っていない土地が多いことに気づいたふたりはそこで何かできないか考えていた。「畜産関係の仕事をしていたので、生き物を飼って食品にする知識や経験があり、養蜂が選択肢に挙がりました。植物から蜜や花粉を集めるミツバチは植物の受粉に欠かせない存在なんです。ミツバチを通して地域の農家との繋がりができたらという気持ちもありました。」と義憲さんは言う。養蜂が餌を必要とせず、電気も水道も要らないサステナブルな畜産業というのも理由のひとつだった。将来的には養蜂の勉強をできる場を作りたいと小百合さんは語る。「ここで学んだことをきっかけに、庭に除草剤を撒くのをやめて花の種を撒こうと思ってくれる人が増えてくれたら嬉しいですね。」未来の子供たちのためにも少しでもいい自然環境を残す仕事ができたらという願いがあるふたりらしい計画だ。

fato.

養蜂業の橋澤さんが営むハチミツとハーブの専門店 ハチミツやハーブの生産から販売までを手掛けるとともに、その魅力を発信している。 TEL:0475-32-7150 https://www.hanap83.com/